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原人は長距離を走れた…米の研究チームが化石調査

 約200万年前にアフリカで進化を遂げた「原人」は長距離を走ることができる骨格を持ち、これが人類進化の原動力となった可能性の高いことが、米ハーバード大などの化石調査からわかった。
 長距離走のおかげで、原人は効率的に動物を狩ったり、倒れた動物の肉を集めたりでき、アフリカの草原で優位に立ったらしい。18日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 約700―600万年前に生まれた初期人類の猿人に比べ、原人は足の長さが1・5倍になるなど、長距離の移動が効率化したと考えられている。ただ、原人が長距離を歩いていたのか、走っていたのかはこれまで詳しく研究されてこなかった。
 歩行に比べ走行では、地面から体に強い衝撃が加わる。研究チームは原人など数多くの化石を調べ、体軸を安定化させるための筋肉が付く骨の発達など、長距離を走るには欠かせない特徴が原人になって現れていることを突き止めた。
 アフリカで本格的に広がった草原に適応した原人が繁栄していく上で、長距離走が大きな役割を果たしたようだ。
 研究チームは「現代は健康維持や気分転換のために行われるジョギングだが、その起源は原人にまでさかのぼる」と話している。
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by saru3toru | 2004-11-18 10:22 | 科学情報

低炭水化物食が内臓脂肪を減少させる

内臓脂肪の蓄積は、メタボリックシンドロームと呼ばれる症状を引き起こし、糖尿病、動脈硬化の原因となる。運動をすることとダイエットが最も大事な治療方法であるが、炭水化物を極度に減らしたダイエットが、内臓脂肪の減少に有効であることが明らかにされた。フリージャーナルである"Nutrition & Metabolism"に紹介されている。
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by saru3toru | 2004-11-16 07:19 | 科学情報

今度はニワトリ・コレラ

 ユタ州にあるGreat Salt Lakeで、約3万羽のハジロカイツブリが家禽コレラに感染して死んだ。米地質調査所(USGS)全米野生動物健康センターの研究者たちは、11月12日、冬期に南に渡る鳥たちによって、家禽コレラが米国に広まるのではないかという懸念を発表した。
 11月の第1週に、USGSの研究者たちは、ハジロカイツブリの死体から、家禽これらの病原菌であるPasteurella multocidaを分離した。現在USGSは、ユタ州の生物学者と共に、情勢を監視している。
 USGSの研究者で家禽コレラが専門のMike Samuel氏は「1998年以来、北米では、家禽コレラの大規模な流行はなかった。現時点では、この大量死が単発の事件なのか、定期的な流行の始まりなのかを判断できない。が、水鳥は感染拡大の主役であることから、われわれは、カイツブリや他の鳥が、越冬地に移動することによって、この病気がGreat Salt Lakeをから南に広まる可能性を考えねばならない」と述べた。
 家禽コレラは、水鳥の感染症としては、北米で最も一般的だ。ひとたび感染すれば、その個体は6時間から12時間という短時間で死亡するが、病原菌は、死んだ鳥や死にかけの鳥から健康な水鳥に感染してゆく。結果として、数千から数万羽の水鳥が瞬く間に死んでしまう。
流行期は主に冬と春先だ。この時期、水鳥たちは越冬地などで密な集団を形成しており、密度の高さと冬の寒さからストレスを感じている可能性がある。こうした状況が、流行のきっかけを作り、また伝染を容易にすると考えられている。Pasteurella multocidaは、ヒトにとっては大きな脅威ではない。しかし鳥では、品種を越えた感染が容易に起こる。
 家禽コレラは、40年代にニワトリを介して北米に持ち込まれ、その後、野鳥に感染していった。当時、流行はほぼ全米に広がった。ここ10-15年の間、北米の特定地域(カナダのサウスサスカチェワン川と、米国のカリフォルニア州やテキサス州、ネブラスカ州の一部、ミズーリ川流域など)ではほぼ毎年、流行が見られている。 
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by saru3toru | 2004-11-16 07:10 | 科学情報