皮膚に存在する幹細胞を使って毛髪再生

 ロックフェラー大学のFuchsらは、大人のマウスの皮膚から幹細胞を単離し、単一の幹細胞から多種類の上皮系細胞が分化することを見出した。また、幹細胞由来の細胞をヌードマウスの皮膚に移植することにより、通常のマウスと同様に毛の生えた皮膚を作り出すことに成功した。
 この結果は人間でも自分の皮膚から幹細胞を単離し、それを正常な皮膚になる細胞へと実験室で分化させることにより、ハゲの治療や火傷の治療などに応用できる可能性をを示すものである。
 さらに幹細胞を利用することにより他の組織の上皮系の細胞、たとえば目の角膜や歯のエナメルなどを再生させることも可能であるかもしれない。
 この結果は2004年、9月3日号のCellに報告された。
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by saru3toru | 2004-09-07 09:07 | 科学情報
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