心臓発作は九つの要因で予測できる

 世界規模の研究により、ほとんどの心臓発作は住んでいる地域や人種によらず、簡単に測定できる九つの因子により予測できるということが報告された。
 今回の結果は心臓発作がこれまで想像されていた以上の確率で予測できることを示したという点で画期的な結果である。全世界で年間に1千万人以上が心疾患が原因で死亡しているが、危険因子を減らすことにより予防が可能で、心疾患の発生数を大きく減少させることのできる可能性が示された。

 カナダの研究者らが中心となったINTERHEARTという今回の研究は、52ヶ国、二万九千人を対象にしたものであるが、その結果がドイツ、ミュンヘンで開催されたヨーロッパ心臓学会で報告された。また2004年9月11日号のThe Lancetに論文が掲載される。
 特に重要な二つの危険因子は、喫煙と、脂質バランス(apo B/apo A-1)の異常であり、この二つで心臓発作のリスクの三分の二を予測できるということである。またその他の危険因子は、高血圧糖尿病腹部肥満ストレス野菜と果物の不足運動不足であるが、逆に毎日の少量のアルコール摂取は予防因子となる。全世界の90パーセントの心臓発作がこの九つの因子の有無で予測できるらしい。
 禁煙、正しい食物の摂取、運動などはすぐにでも改善できることであり、それだけでもかなりのリスクを回避できることになるはずである。
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by saru3toru | 2004-08-30 12:03 | 科学情報
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