原人は長距離を走れた…米の研究チームが化石調査

 約200万年前にアフリカで進化を遂げた「原人」は長距離を走ることができる骨格を持ち、これが人類進化の原動力となった可能性の高いことが、米ハーバード大などの化石調査からわかった。
 長距離走のおかげで、原人は効率的に動物を狩ったり、倒れた動物の肉を集めたりでき、アフリカの草原で優位に立ったらしい。18日付の英科学誌ネイチャーに発表した。
 約700―600万年前に生まれた初期人類の猿人に比べ、原人は足の長さが1・5倍になるなど、長距離の移動が効率化したと考えられている。ただ、原人が長距離を歩いていたのか、走っていたのかはこれまで詳しく研究されてこなかった。
 歩行に比べ走行では、地面から体に強い衝撃が加わる。研究チームは原人など数多くの化石を調べ、体軸を安定化させるための筋肉が付く骨の発達など、長距離を走るには欠かせない特徴が原人になって現れていることを突き止めた。
 アフリカで本格的に広がった草原に適応した原人が繁栄していく上で、長距離走が大きな役割を果たしたようだ。
 研究チームは「現代は健康維持や気分転換のために行われるジョギングだが、その起源は原人にまでさかのぼる」と話している。
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by saru3toru | 2004-11-18 10:22 | 科学情報
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